5Gシステムを活用し身の回りのあらゆるモノがネットワークとつながるIoT社会の実現に向け、高周波測定、プロトコル試験などの技術を活かした各種ワイヤレス測定ソリューションを実機展示とセミナーでご紹介しました。
5.7 GHz帯等のワイヤレス給電システムの活用により、IoT機器の電源供給が可能となり設置場所や活用範囲の増大が期待されています。アンリツは、開発/製造・設置時のフェーズで想定される評価設備を提案しました。
アンテナ・デバイス等の部品選定時の特性評価
ケーブル・アンテナ・デバイスなどの伝送周波数特性、反射周波数特性、入出力インピーダンス、VSWR測定が可能です。小型軽量で可搬性に優れています。
従来、ベクトルネットワークアナライザによる110 GHzを超えるデバイス評価では、測定系のバンド間ギャップにより不連続で不正確な結果しか得られませんでした。
これに対してアンリツの広帯域ベクトルネットワークアナライザでは、超広帯域の一括掃引により、高い信頼性と再現性ある評価結果を短時間で得ることが可能になりました。
Beyond 5G/6Gに向けたミリ波デバイス評価の課題と解決策
70 kHz~145 GHz/220 GHzの超広帯域を一括掃引測定することで、デバイス特性をシームレスに短時間で取得可能です。
小型ミリ波モジュールからロス無くバイアス供給ができます。
地上センシングや高速大容量通信で用いられる衛星搭載大型平面アレイアンテナを遠方界で評価するには大規模な電波暗室が必要でした。これらに対し、近傍界アンテナ測定システムで、オフィスでも正確な評価を可能にします。
大型の衛星搭載平面アンテナも近傍界測定システムでコンパクトに評価
オフィスでも設置可能なコンパクトサイズなので、大規模な電波暗室が不要です。5 GHz以上から測定が可能です。
6 GHz帯無線LANが利用可能に!無線LAN製品のRF特性評価のご提案
6 GHz帯無線LANでは、11ax規格による通信の高い安定性と信頼性が求められています。
また、11be規格の準備も進んでいます。
アンリツの無線LAN計測は、進化を続ける無線LAN技術に対応します。
高スループット測定の簡略化
8x8 Butler Matrixは、1入力信号を全ポートから出力できるため、高次CA/MIMOで複雑化するバンド条件を最小限のケーブル接続変更で試験可能となり、測定時間短縮に貢献します。
ミリ波対応超小型スペクトラムアナライザ
9 kHzから170 GHzまでカバーするスペクトラムアナライザです。Beyond 5Gやミリ波レーダなど多様化するミリ波アプリケーションの発展をサポートします。
航空/船舶/気象等各種レーダのシミュレーションに最適
RF出力端子しかないレーダの出力パルス信号に同期した出力により、感度(受信レベル)試験だけでなく距離(時間)測定が可能です。
近年の無線通信はM2MやIoTの発達でさまざまなアプリケーションに使用され、通信量は増大しています。
このような電波環境において、無線通信システムは障害やひずみのない運用が求められます。
アンリツは、そのための電波環境調査を提案しました。
ドローンに搭載したスペクトラムアナライザによる上空の電波環境調査
小型・軽量・低消費電力なスペクトラムモジュールです。ネットワーク経由で設定変更や測定結果の確認ができます。さらにGPS受信機能により位置情報を把握、記録することができます。
ローカル5Gは、スマートファクトリーや、建設機械・農業機械の遠隔制御、河川などの遠隔監視による防災利用、イベント会場における高精細映像の配信、ケーブルテレビ事業者のサービスエリア拡充のほか、さまざまな分野での利用が期待されており、導入に向けた検証が進められています。アンリツは、通信計測のプロフェッショナルの立場から、ローカル5Gビジネスの実現をサポートします。
5G NRのスキャナ・エリア調査に適したフィールド測定器
キャリア5Gやローカル5G基地局の設置に際して、通信エリアの評価と管理は重要です。
安定した通信ネットワークの構築のため、必要な場所に必要な強度の信号が到達しているか確認することができます。
5G NRの基地局評価・メンテナンスに適したフィールド測定器
最新の多機能ハンドヘルドスペクトラムアナライザです。ローカル5G(FR1)基地局などの無線評価や管理に最適な1台です。
O-RAN普及に向けたO-RAN Radio Unit評価の効率化に貢献
O-RANフロントホール試験における、時刻同期の体制評価、M-Plane設定の効率化、自動化による試験効率の向上でO-RAN普及に貢献します。