双日テックイノベーション株式会社 様
総合商社双日グループのICT中核子会社として、海外先進技術の日本向けカスタマイズ事業を展開する双日テックイノベーション(STech I)様。特にネットワーク分野では大手通信事業者やデータセンター事業者を長年支えてきた老舗インテグレーターです。
同社が新たな事業領域として着目したローカル5G製品には、これまで高価で運用に高度な専門知識が必要という課題がありました。こうした課題を解決するため、双日グループの情報網を活用してベンダの比較選定を行い、2024年6月に米国Celona社と「Celona 5G LAN」の国内初の販売代理店契約を締結。日本市場でCelonaを高品質で提供できる体制の構築を進めることになりました。
Celona 5G LANの最大の特長は、シンプルなアーキテクチャです。SIM・アクセスポイント・5Gコア・管理ソフトウェアをシングルベンダから提供し、専門知識を持たないIT管理者でも、無線LANのように運用および管理ができます。また、既存ネットワーク環境とシームレス統合できるため費用対効果に優れ、多数デバイスの同時接続など無線LANでは困難な用途にも対応可能です。
同社が日本市場で特に重要視したのは、無線設備の法令遵守です。その点で、総務省のローカル5G実証実験で多数の実績があるアンリツの測定器に信頼を寄せるとともに、「MS2090A」の測定性能の高さや機能の豊富さ、優れたポータブル性が、選定の決め手となりました。
STech I様は2024年12月より、江東区の品質管理センターにCelona検証ラボを設営し、電波シールドテント内でMS2090Aを用いた無線品質評価を開始しました。
MS2090Aはタッチパネル操作が直感的に使いやすく、簡易メニューや自動最適設定機能が便利なうえ、技術サポートも迅速丁寧と高い評価を得ています。また、MS2090AのGPS信号受信機能を用いた厳密な時刻同期の差分測定もでき、顧客へのCelona 5G LAN導入時にフル活用されています。また、電波法関連の検証でも実績ある測定器として使われています。
同社は今後のローカル5G本格普及期に向け、日本のローカル5Gの推進とDX実現をインフラ面から支えていきます。
ハンドヘルドスペクトラムアナライザ フィールドマスタ プロ 「MS2090A」
社名 | 双日テックイノベーション株式会社 (旧 日商エレクトロニクス株式会社) |
設立 | 1969年2月24日 |
資本金 | 50億円 |
従業員数 | 連結908名、個別763名 (2024年3月31日現在) |
事業内容 | 国内外の最新ソリューションによるネットワーク・ITインフラ構築、システム開発、運用・保守などのサービス提供、およびデジタルトランスフォーメーション支援 |
所在地 | 東京都千代田区二番町3-5 麴町三葉ビル |
URL | https://www.sojitz-ti.com |