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人とくるまのテクノロジー展 NAGOYA 2023
出展情報特設ページ

会期:2023年7月5日(水)~7月7日(金) 10:00~18:00(最終日のみ17:00終了)
会場:Aichi Sky Expo
アンリツブース:展示ホールE 小間番号65


オンライン展示会:2023年6月28日(水)~7月19日(水)

コネクテッドカーの進化を支えるアンリツの5Gテストソリューション

将来の完全自動運転導入の前提となる、コネクテッドカーの進化には、さまざまなキーテクノロジーが構成要素として必要です。特に自動バレーパーキング(AVP)は自動運転の中でも技術的実現性が高いユースケースとして、技術開発が活発化しています。
アンリツは、自動バレーパーキング(AVP)Type-2シミュレーション評価を始め、79 GHzレーダ/60 GHzセンサの電波簡易評価、車載通信機器の無線環境評価など、コネクテッドカーの進化を支えるテストソリューションを提供します。

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Automated Valet Parking(AVP) Type-2シミュレーション評価ソリューション

空港や商業施設などの大規模な駐車場において、駐車を自動化する自動バレーパーキング(AVP)Type-2の開発が進められています。

<実現による効果>

  • 駐車時間の削減、駐車場入口での交通渋滞の緩和
  • 駐車トラブルの防止(事故や車上狙い、盗難)
  • 駐車スペースの効率的な運用
Automated Valet Parking(AVP)

アンリツは、5G基地局シミュレータ MT8000AとdSPACE社のVEOS PC-based simulationとの組み合わせにより、AVP車両システムの開発に貢献する各種シミュレーション環境を提供します。

AVP Type2シミュレータでは、

  1. 環境/インフラ/センサ/車両情報を統合する自動駐車シミュレータが、自動車の誘導指示命令(Vehicle Motion Control:VMC)を生成します。
  2. VMCは、自動駐車シミュレータから車載器シミュレータに送信されて自動車の動きを模擬します。
  3. VMCは、車載器シミュレータに届くまでの間にWANエミュレータと基地局シミュレータを通って5G信号に変換されます。
  4. WANエミュレータは有線通信障害を、基地局シミュレータは無線通信障害を印加することができ、5G信号の品質劣化を再現性よく模擬します。

エンジニアは、シミュレーションとソフトウェア更新を繰り返しながら、環境変化や通信品質劣化があってもAVPが正常に動作するようにシステム設計を行います。実際の自動車がなくても更新したソフトウェアの検証をさまざまな条件を変化させながら繰り返し実施できるため、高速かつ安全なAVP Type-2システムの設計期間を短縮することが可能です。

Automated Valet Parking(AVP) シミュレーション評価ソリューション

フィールドマスタ MS2080A ラジオコミュニケーション テストステーション(基地局シミュレータ) MT8000A

※AVP Type-1とType-2
Type-2(通信協調型)は、Type-1(自律運転型)と違い膨大なセンサデータ処理をクラウド側で行います。自動車側にセンサ/高性能コンピュータが不要で自動車の価格低減が期待できる反面、インフラとの通信に高い信頼性が求められます。

79 GHzレーダや60 GHzセンサの電波を簡易評価

79 GHz衝突防止レーダや60 GHz車内センサなど、自動車のミリ波帯の活用が活発化しています。ミリ波帯の電力は減衰しやすく、フロントグリルやバンパーなどの材質特性に大きく影響を受けます。
アンリツの可搬性に優れたウルトラポータブルスペクトラムアナライザ MS2760Aは、狭い車内や商用電源がなくバッテリ動作が必要な現場で、電波状態の簡易検証が容易に行えます。

79 GHzレーダや60 GHzセンサの電波簡易評価
三脚に固定して屋外で測定
ゼロスパン測定
フレーム周期の観測(ゼロスパン測定)

車載電子機器のノイズ干渉波をリアルタイムに測定

ETC、GPS、Bluetooth、無線LAN、携帯電話など自動車を取り巻く無線活用の多様化が進んでいます。
さまざまな機器が狭いコンソール内に収められることで、意図しない相互ノイズ干渉が無線装置の動作に悪影響を与えます。また、自動車のEV化や無線電力伝送などの普及により、無線通信が受ける干渉波は、今以上に増加すると予想されます。
小型・軽量、バッテリ動作するフィールドマスタ MS2080Aは、干渉波の捕捉に役立つリアルタイムスペクトラムアナライザを搭載でき、無線環境や電子機器の発するノイズ調査、多様な無線通信の評価など、さまざまなシーンで役立ちます。

  • 小型軽量、防塵防水(IP52)
  • スペクトラム解析(9 kHz〜4/6 GHz)
  • リアルタイム スペクトラム解析(2.5 μs POI)
    ※POI(Probability of Intercept):捕捉率

フィールドマスタ MS2080A フィールドマスタ MS2080A

自動車を取り巻くさまざまな無線通信
自動車を取り巻くさまざまな無線通信

LiDARで使用する高出力LDのパルス光を高速・安定に測定

パルス駆動時のLDチップ温度上昇変化

自動運転の実現に不可欠とされるLiDARには、数Wを超える高出力LDが搭載されています。高出力LDの性能評価では、発光による熱で温度上昇しやすく、波長ズレ、光レベルの低下などスペクトラム特性が変化するため、パルス発光により温度上昇を抑制して測定する必要があります。
光スペクトラムアナライザ MS9740Bは、この「パルス光」を高速に安定して測定することが可能です。

光スペクトラムアナライザ MS9740B 光スペクトラムアナライザ MS9740B

パルス駆動したLDを測定した時のサイドモード抑圧比(SMSR)測定検証結果
パルス駆動したLDを測定した時のサイドモード抑圧比(SMSR)測定検証結果(測定再現性:±1.4 dB)