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COMNEXT 2023
出展情報特設ページ

会期:2023/6/28(水)~2023/6/30(金) 10:00~18:00(最終日のみ17:00終了)
会場:東京ビッグサイト 西2ホール
アンリツブース:小間番号:11-24

データ通信量の飛躍的な増加に伴い通信ネットワークの高速化、高品質化が進められています。アンリツはCOMNEXT 2023において、ネットワーク機器や光通信部品の研究開発から製造までの品質評価や、フィールドでの保守作業に最適な測定ソリューションを多数ご紹介しました。

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400GbE/800GbEの品質評価に必要なFECシンボルエラーをリアルタイムで測定

移動体通信の拡大により、データセンタやネットワークの通信量は増大の一途を辿っており、大容量化・高速化を実現するために400GbEや800GbEが採用され始めています。本ソリューションでは400GbEや800GbEで採用される53G PAM4 規格に対応したCDR、SERDES、DSP、またトランシーバの評価で要求されるFECシンボルエラーを、ビットエラー、ジッタ耐力と同時にリアルタイムに観測することができる、リアルタイムFECシンボルエラー測定ソリューションをご紹介しました。

<シグナル クオリティアナライザ-R MP1900Aの主な特長>

  1. FEC訂正が可能かどうかを基準にジッタ耐力測定やFECシンボルエラー per Codeword分布測定が可能
  2. ビットエラー測定と同時に、Uncorrectable Codeword、FECシンボルエラーをリアルタイムに測定し一画面に表示

リアルタイムFECシンボルエラー測定
リアルタイムFECシンボルエラー測定

データセンタ相互接続(DCI)における400ZR伝送評価

データセンタは増大する各種通信サービスを快適に提供するために、その規模を拡大しています。特にデータセンタの設置には地域分散型が進められており、その中でデータセンタ間接続(DCI)は導入に最適なコスト/性能/消費電力を実現するために400ZRが注目されています。
本展示では400ZRトランシーバを直接接続して、さまざまな品質評価をするための測定ソリューションをご紹介しました。

<ネットワークマスタ プロ MT1040Aの主な特長>

  1. 10Gから400Gまでのイーサネットフレーム試験をサポート
  2. トランシーバ設定や通信回線の品質モニタ機能の提供
  3. 複雑な測定操作を自動化する試験シナリオのサポート

MT1040AによるDCIの通信品質モニタ
400ZR伝送評価

MT1040AのFECシンボルエラー測定

MT1040Aはイーサネットフレームによる通信を行いながらFECシンボルエラーを視覚的かつ定量的に測定できます。さらに2種類のしきい値設定や、任意のインターバルで結果を連続して保存できるため、安定性評価や他のイベントとの相関解析ができます。

MT1040AのFECシンボルエラー測定

ワンボタンで自動試験

MT1040A ワンボタン自動試験

MT1040Aは、簡単に効率よく開通作業を行うことを可能にする自動試験機能を実装しています。自動試験機能は、あらかじめPCで試験項目や手順、合否判定条件を保存したファイル(シナリオファイル)を作成し、このシナリオをMT1040Aで実行することにより、自動で試験を行うことができます。シナリオには、合否判定やレポート作成手順も組み込むことができるため、作業に不慣れな担当者でも操作ミスや作業の手戻りをなくせます。

ワンボタンで自動試験

光モジュールの品質評価を効率化、開発から製造までカバーするオシロスコープ

光トランシーバモジュールの出力波形品質の評価は、オシロスコープとクロックリカバリが別々の筐体となり複雑な測定系が必要でした。これらの課題を開発から製造までをカバーし、お客様の多様なニーズに柔軟に対応した試験ソリューションをご紹介しました。

<BERTWave MP2110Aの主な特長>

  1. クロックリカバリ機能内蔵でトリガクロックレスを実現
  2. 50G~800Gまでを1台でカバー
  3. 最大4チャネルの測定機能を搭載し、開発/製造コスト圧縮を実現

光モジュールの品質評価を効率化するオシロスコープ

PAM4波形

  • 全チャネル同時測定とチャネルパラレル測定の両方に対応、用途に合わせて効率的な測定系構築が可能
  • 4チャネルのオシロスコープと組み合わせると、マルチチャネル一括測定も可能

光モジュール品質評価に同時とパラレルの両方の試験に対応
同時とパラレルの両方の試験方式に対応

Wi-Fi接続による遠隔制御で光回線保守作業を効率化

光ネットワークの保守作業では、測定器の複雑な操作方法の習得や、OTDR波形の合否判断など専門的な知識が要求され、保守作業者の負担は増加の傾向にあります。これらの課題を解決するために、スマートフォン経由でWi-Fi接続し、以下の負荷軽減を実現するソリューションをご紹介しました。

  • 離れた場所にいる経験豊富なスタッフによるトラブル解消時間の短縮
  • 情報集約による通常のメンテナンス業務の作業効率化

<主な特長>

  1. 測定器をスマートフォンのモバイル回線で接続し、Webブラウザにより制御可能
  2. 加入者宅側または局側にセットした測定器を、作業現場より操作し測定結果の確認が可能
局舎内におけるOTDRのWi-Fi接続による遠隔制御

測定器をWLAN接続することで経験豊富なスタッフが遠隔地から光線路のトラブルに対応

屋内におけるOTDRのWi-Fi接続による遠隔制御

屋外などLANの届かない場所では、WAN経由で測定器をリモート操作

5G/ローカル5Gの正確なスループット・遅延評価を実現

5G/ローカル5Gでは産業用途を始めとしたさまざまなユースケースが想定されています。これらのユースケースには通信帯域や遅延時間などのネットワークサービス品質の担保が必要なものもあり、今後ネットワーク運営者がこれらのサービス品質を評価し、担保していくことが重要になってきます。これらの背景から、ネットワークの品質評価を行うニーズが増加していますが、従来のPCソフトウェア(iPerf/Ping)を使ったネットワーク評価では以下の課題がありました。

  • スループットを測定した場合、PCのCPU能力や負荷状況により測定値が変動し正確な値を得ることが困難。
  • Pingを使った遅延測定ではパケットの往復時間しか測定できず、上り/下りどちらで遅延が発生しているか切り分けが困難。

これらの課題を解決するため、正確なスループット測定や片方向遅延時間測定を可能にする測定ソリューションをご紹介しました。

<主な特長>

  1. ハードウェア処理により、正確なスループット測定が可能
  2. 片方向の遅延時間測定が可能
5G/ローカル5Gの正確なスループット・遅延評価
DLスループット比較

PC(iPerf/Ping)とネットワークテスタによる評価の違いに関する詳細はこちら

その他の出展製品

光回線・通信事業者の施工・保守

アクセスマスタ MT9085シリーズ

アクセスマスタ MT9085シリーズは、光パルス試験、光損失試験/光パワー測定、光ファイバ端面検査を1台に内蔵したポータブル測定器です。

小型・軽量のOTDR

ネットワークマスタ MT9090A

FTTH-PONシステムの故障発生時の駆けつけ対応や障害一次切り分けなどの用途に力を発揮します。

光ファイバの損失や通信光パワーの測定に

光源/光パワーメータ

光ファイバの施工、保守の現場では必要最低限のシンプルな機能が求められます。光損失測定、光パワー測定に適した小型・軽量、簡単操作でコストパフォーマンスに優れた光源/光パワーメータ CMA5をご紹介しました。

120Gbaud PAM4信号のデバイス評価用増幅器

120Gbaud PAM4信号のデバイス評価用増幅器

次世代イーサネット規格の800G/1.6TbEでは、PAM4信号を忠実に増幅するリニアドライバが必要です。

  • 120GbaudまでのPAM4信号を2.0Vppまで増幅
  • 伝送路でロスした信号を高品質な波形のまま増幅