知識を定着させる&なかなか忘れない方法5選

あなたは、何人の電話番号を空で言えますか? 昔は、自宅はもちろん友達5人くらいの電話番号は覚えていた! という方もいるのではないでしょうか。私は自分のスマホと実家の番号しか言えません…。
電話帳機能やさまざまな便利機能のおかげで自らの記憶力に頼らずとも生活できていますが、たとえば資格試験勉強や新しい分野や新商品に関する知識を深めるためには、自分の頭に叩き込まなければなりません。今回は、なかなか忘れない知識の定着の仕方を考えてみたいと思います。
五感を使い、何度も反復
書かれたものを目で読むだけでは、頭が違うことを考えてしまい内容が入ってこなかった、という経験はありませんか?「読む」にプラスして声に出す、紙に書く、動画があれば動画を見る、音を聞くなど五感も使いましょう。特に、手書きはより脳を活性化するため記憶が定着しやすいと言われています。次の会議は手書きでメモを取ってみてはいかがでしょうか。
関連付けて覚える
覚えたい内容を単体で覚えようとしても記憶に残りづらいので、関連付けて覚えましょう。たとえば「水・教科書・おばあさん・カレーライス・車」を30秒で覚えなければいけないとしたら、どのように覚えますか?
私の場合は「教科書を読みながらカレーライスを食べ、水も用意していたら、おばあさんが車で迎えにきた」というように、すべての単語を使ってストーリーを作って覚えます。なかなかこのようなケースはないかもしれませんが、前後の出来事や想像がしやすいことと関連付けると覚えやすいでしょう。
覚えたことを人に話す
仕事では知識をインプットするだけでは役に立たず、うまくアウトプットできるかどうかが重要になります。
たとえば、自社の新商品案内で営業訪問をする場合、新製品の知識を頭に入れて、相手に伝わるように話す=アウトプットが必要になります。まずは同僚や上司にロールプレイングを行うことで、自分の知識の抜け漏れが確認できます。また、相手に伝わらなければ情報を追加する、話し方を変えるなど工夫をする必要があります。会議で提案や発言をすることも有効です。提案資料を作成する際に思考の整理ができるため、準備をするだけでも知識の定着につながります。
暗記アプリを使う
近年では、さまざまな暗記アプリがあるので、使わない手はないですね! いちいち本やノートを開かなくても、スマホでちょっとした時間にさっと確認できれば便利です。しかも、写真で撮影した画像を活用できる、ちょうどいいタイミングで復習をするように通知してくれる機能など、多種多様ですので、ご自身にあったものを選んでみましょう。
睡眠をしっかりとる
睡眠には疲労回復や免疫力の増加に加え、記憶の固定など重要な役割があります。睡眠に関する研究は今もなお続けられており、解明できていないことも多いですが、睡眠不足の状態では注意力が散漫になる、眠気で集中できないなど、通常よりパフォーマンスが下がることは明らかです。新しい知識をインプットし、定着させる際は特に睡眠をしっかりとった状態でのぞみましょう。
新しい知識を吸収し、定着させるには時間がかかるもの。いずれの方法でもすぐにはあきらめず、時間をかければ自分にもできる!と信じて、やってみてください。