今さら聞けない!生成AIとは?

あなたは日々の業務で生成AIを活用していますか? 「実はまだよくわかっていない」という人が案外多いのではないでしょうか? 今回はそもそも生成AIとは何かから、あなたの業務を楽にする使い方、そして注意すべきポイントをご紹介します。
※本記事の内容は2024年9月時点の内容になります。
生成AIとは?
生成AIとは、「生成」つまりさまざまなコンテンツを生み出すことができるAIです。コンテンツは、文章、画像、音楽、動画などさまざまなものがあります。従来のAIは、学習済みのデータを元に適切な回答を提示してくれますが、生成AIのように新たなコンテンツを生み出すことはできません。生成AIとしてよく知られているものにChatGPTがあり、他にGoogleのGemini、Microsoft Copilotなど多種多様です。
生成AIはどのように使用されている?
身近なメディアやサービスでも、生成AIが使われています。
AIによる自動音声で読み上げられたニュースを聞いたことがある方は、多いのではないでしょうか? 文章に対応する音声を自動生成する技術が用いられています。また、生成AIのモデル画像を使用した広告も増えています。
とあるフリマサイトでは、売れ残っている商品の商品名や商品の説明文章を売れやすくなるように添削してくれる機能において生成AIが活用されています。
気がついていないけれど、身近なサービスで実は生成AIが使用されていた、ということは今後増えてきそうですね。
苦手な文章作成を簡単に!
業務改善や効率化のために使用している企業も多く、労働時間の大幅削減やシステム開発の品質向上などのメリットがあります。まずは、あなたの業務の効率化から始めてみませんか? 苦手とする方が多く、時間がかかりがちな文章作成で考えてみましょう。
生成AIに命令をする場合は、以下の項目を明確にすると的確な内容になります。
- 生成AIがどのような人物か?
- 誰を対象としているか?
- 文書の目的
- 制約条件
たとえば、カタログや自社サイトの製品紹介ページの場合は、このような命令文を作ります。
「あなたはテニスラケットを扱うA社の社員です。自社のテニスラケットが他のメーカーより優れている点を盛り込んで、20-30代のまだテニスをしたことがない人たちに向けて自社テニスラケットを紹介する文章を200文字以内で作成してください。」
▼回答
「A社のテニスラケットは、軽量で扱いやすく、初心者でも楽にスイングできる設計です。最新のテクノロジーを活用し、正確なショットが簡単に打てるので、テニスを始める方に最適です。耐久性にも優れ、長く使えるので、これからテニスを楽しむライフスタイルのパートナーとして最適です。ぜひ、A社のラケットで新しい趣味を始めてみませんか?」(159文字)
もし、内容に満足がいかない場合は追加で条件を与えてみましょう。製品マニュアルや社内文書、営業で使用するメールや顧客への返信文などの作成にも活用できそうですね。
生成AIの活用、これだけは注意!
便利な生成AIですが、使用にはもちろん注意点があります。
- 回答には誤った情報を含むことがある
- 個人情報や機密情報を入力しない
- 回答には論文や新聞記事の内容を含むことがあり、著作権侵害になるおそれがある
リスクに気をつけて、業務の効率化に生成AIを役立ててみましょう。