ものづくりの知っトク

物価上昇に負けないために!~家電3つの節約術~

さまざまなものの値段が上昇している昨今、「少しでも節約したい、でも何から始めていいかわからない」とお悩みではありませんか?そんな中でも些細な習慣の見直しで、意外と電気代を節約できることがあります。ここでは、代表的な家電3つの節約術ワンポイントアドバイスをご紹介します。誰でもほんの少しの意識で実践できる簡単な方法ですので、ぜひ今日から見直してみてくださいね。

エアコン:コンセントは抜くべき?

待機電力の削減のため、パソコンなど電化製品を使わないときはコンセントを抜きましょうと言われますが、エアコンについては「ちょっと待った!」

エアコンは取扱説明書に「コンセントを差し込んでから数時間は電源をつけないでください」などと記載されていることがあります。すぐに電源をつけると予熱されていないまま室内を冷やそうと強い力が働くため、結果的に多くの電力を消費します。エアコンのコンセントは、冷暖房を使用しない時期だけ抜いておくほうが節電につながりそうですね。

また、クールビズ、ウォームビズで目安とされる設定室温は、冷房時は28度、暖房時は20度です。設定温度を1度変えるだけでも、1年間でのチリツモでは大きな節約につながります。ただし、くれぐれも無理はしないよう体の様子にご注意ください。筆者宅では省エネのために夏も冬も家族はリビングに集合して、各自の部屋でエアコンを使わないようにしています。

冷蔵庫:冷凍室には水のペットボトルを入れる?

冷蔵室はものを詰め込みすぎると、冷気がうまく全体に回らずよけいな電力がかかります。また、食材がぎっしり詰まっていると取り出したいものを探すのにも時間がかかります。食材の収納の目安は7割程度までにしましょう。反対に冷凍室はたくさん詰めておくことで冷気をキープしやすくなります。収納は9割~10割がおすすめされています。食材が足りない場合は水をいれたペットボトルを入れておくという手もあります。そしてそれは災害のときには命の水にもなりえます。アイスクリームでいっぱいにすると毎日食べたいという誘惑に負けそうになるので、私はお水にしています。

洗濯機:いれる順番を意識する

洗濯物はバスタオルなど水を吸ったときに重くなるものを下に、靴下や下着など軽いものを上に入れることで、回転しやすくなり電気代も水道代も節約になります。また、少ない量で毎日洗うよりも、まとめられる場合は頻度を減らすことで節約できます。良く晴れた日に外干しをするときには、脱水時間を短めに設定するのも良いですね。室内干しのときは扇風機も上手に活用してください。

 

以上、誰でもできる簡単な節約術をご紹介しました。

意識づけのために、スマートメーターとHEMSの連携で電力使用量を見える化すると、無駄な電力消費に気づきやすくなります。最近では電力会社のマイページでも時間ごと、日ごとの電気使用量が見えるところもあるので確認してみてはいかがでしょうか。

ものづくりも節約と同じで、小さなことからコツコツと地道に取り組むことで進んでいくことができます。家庭での節電のアイデアが、お仕事にも活用できる何かヒントになるかもしれませんね。