進化する「測定器」の操作パネル

読者の皆さまの中には、仕事で測定器に触っているよという方がたくさんいらっしゃるかと思いますが、通信に関わる測定器はどれもこれも似たような顔つきをしていて見分けが付かないと思いませんか?
多くの人がイメージするのは、正面向かって左半分に液晶ディスプレイパネル、右半分に操作ボタン、その下に接続コネクタ、という定番スタイルでしょう。背の高さや筐体カラーによって多少印象に違いはあれど、どこのメーカもだいたい似たり寄ったりです。
でも、最近はちょっと違った姿の測定器も増えてきて、ユーザの皆さまにさまざまな利便性を提供しています。
主なトレンドとして、以下の3つのタイプをご紹介します。
タッチパネル画面の採用と物理ボタンの削減
物理的な操作ボタンを廃止し、タッチパネル画面のみで操作を行うタイプが増えています。
屋外に持ち出して使う小型測定器のように、本体サイズに制約がある場合、ディスプレイを最大限大きくできるのがメリットです。また、測定内容によって異なる設定ボタンを表示させることができるのもタッチパネルの優れたところです。ただ、タッチパネルでは操作がしづらい部分もあります。たとえばロータリーダイヤルなどはタッチパネルでは再現しづらい操作性の代表例かもしれません。
搭載するディスプレイの大型化
画面そのものを大型化したタイプです。測定器の正面がほとんど全面液晶ディスプレイ、という測定器も増えています。通信規格の進化に伴い測定項目が増加し、さまざまな解析を同時に行う必要が増えている中、大型ディスプレイならパソコンのように複数の測定項目をマルチ表示させることが可能で、測定を効率化できます。またスペクトログラム表示などはグラフィカルな表示の中で変化を見出だす必要があり、画面が大きいほうがより観測が容易になります。
操作パネル自体を持たないタイプ
そもそも測定器の正面に、操作パネルや液晶ディスプレイを持たない測定器も増えています。測定器本体は一見するとただの「箱」で、USBやイーサネットで外部のパソコンに接続して制御・操作を行います。パソコンで測定制御からデータ解析、レポート作成までを一貫して行えるほか、離れた場所から操作することができます。また、通常は手動操作をしない自動測定システムへの組み込みなどで高い利便性を発揮します。
最近の測定器は、伝統的なスタイルから脱却して新しい操作性を持つ製品が増えてきています。昔ながらの操作パネルも使いやすくて良いものですが、ぜひいちど最新測定器の操作パネルを体験してみてはいかがでしょうか?
当社も、これらの特徴を持った製品をラインナップしています。Webページで情報をご提供しているほか、展示会で当社ブースにお越しいただければ実機に触れていただくことも可能ですので、ぜひ足をお運びください!