生産性を高めるアイスブレイク術

アイスブレイクって知っていますか? アイスブレイクとは、初対面や関係性がまだ築けていない人同士の緊張をほぐし、会話を円滑にするためのきっかけ作りです。良好な人間関係をスタートさせ、チームや会議の生産性を高める効果が期待できます。
あなたも経験がありませんか? ミーティングでいきなり本題に入って、お互いの立場や役割が曖昧なまま話が進んでしまい、その結果、手戻り作業が発生したり信頼関係が悪化してしまったり…。そんなとき、アイスブレイクをしておけば、打ち解けて話せていたかもしれません。
ではここで、チームを一つにまとめるためのアイスブレイクに使える話題をご紹介します。
長期に及ぶプロジェクトで社外の人も入った際のアイスブレイク
お互いの強みを知る
ミーティング開始にあたり、各メンバーが自分の強みや得意なスキルを3分で紹介し、他のメンバーもその人の強みについて思いつくことをシェアします。メンバーの自己肯定感が高まり、また、お互いを尊重しあうことで信頼感や一体感が生まれます。参加者の多くが初対面だった場合、自部門での役割や経歴紹介の他に、自分の性格や特徴を表す漢字一文字とその理由を説明する「漢字一文字自己紹介」などもあります。印象に残りやすく、覚えてもらいやすくなるでしょう。上司はメンバー間の役割分担を最適化しチームのパフォーマンスを最大化しましょう。
在宅勤務が続き、社員同士のコミュニケーションが希薄な場合のアイスブレイク
今日の目標シェア
朝礼などで最近あった嬉しいことや、驚いたこと、新しい発見などをそれぞれ一つずつ発表してみましょう。和やかな雰囲気になったところで、その日のタスクや業務内容をシェアします。発言しやすい空気になっていれば、「支援できることがあれば教えてね」といったメンバー同士の声掛けもしやすくなります。また、目標を明確にすることで個々の集中力も高まります。上司からの承認や激励も大切なポイント。「うまく進めているね」などちょっとした一言が、メンバーのやる気や元気をぐっと引き出すこともありますから、積極的に声掛けしましょう。
ちなみに新しい発見と言えば、筆者はコンビニの新作スイーツのチーズ系は欠かさずチェックしています。あなたの最近の出来事はなんですか?
アイスブレイクには場を和ませるためのユーモアも大事ですが、相手によって受け取られ方が異なるため、場の雰囲気や相手の立場に配慮することが大切です。良好な関係構築は業務効率を大きく向上させます。メンバーのストレスをうまく取り除き、個々のイノベーションや創造性を引き出せるように、あなたならではのユニークなアイスブレイクを見つけてください。