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ローカル5G基地局「FUJITSU Network PW300」の屋内用RU無線評価を実施、アンリツの測定器とリモート制御サポートにより自動測定環境の構築を実現。

ヘッダーイメージ

ローカル5Gソリューション 導入事例SIer

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富士通株式会社 様

富士通株式会社
ご導入の目的

シグナルアナライザとベクトル信号発生器による「FUJITSU Network PW300」の屋内用RUの無線特性の評価。

導入の背景
お客様がローカル5Gの導入をスピーディに実現するために、SA構成によるネットワーク製品「FUJITSU Network PW300」を開発、2021年4月に販売開始。
選定の理由
アンリツの豊富な無線知識と、地の利を生かした充実のサポート体制を高く評価。富士通様とアンリツのコラボレーションにより屋内用RUの自動測定が実現。
導入の成果と展望
自動測定環境を構築したことで、安定した品質試験を実現し作業工数の削減にも貢献。今後は国内だけでなくグローバル展開を促進中。

導入の背景

お客様のローカル5G導入をスピーディに実現するために、SA構成による「FUJITSU Network PW300」を販売開始。

グローバルな環境で様々な業種のお客様をICTで支援する富士通様は、世界に先駆けて4G無線基地局の実験を成功させ、5Gでは世界最小のアンテナを実現するなど、高い技術力を保有しています。

ローカル5Gへの取り組みも非常に早く、2020年2月に国内初となる商用ローカル5Gの基地局免許を取得。ローカル5G実証の場である「FUJITSU コラボレーションラボ」で、業務革新や地域課題解決に向けた多様なユースケースの創出と導入支援を行っています。

2021年4月には、ローカル5G導入に必要な機能を集約した「FUJITSU Network PW300」の販売を開始。産業用途でのローカル5Gの普及を推進しています。

選定の理由

アンリツの豊富な無線知識と、地の利を生かした充実のサポート体制を評価、両者のコラボレーションで自動測定が実現。

「FUJITSU Network PW300」の開発にあたり、富士通様とアンリツは2021年2月から協働で無線特性評価を開始しました。これはPW300を構成する無線装置一式をアンリツ側で測定し、その結果を共有しながら必要な無線特性評価をすべて実行するという作業でした。

目指したゴールは、製造ラインの立ち上げも意識してPW300の屋内用RUの無線評価を自動化すること。その実現に向けて両者がコラボレーション。測定器による無線評価を自動化するVBAのサンプルソフトウェアをアンリツが提供し、富士通様がPW300の制御・測定系の切り替えを自動化するプログラムにカスタマイズすることで、自動化が実現しました。


導入の成果と展望

自動測定環境を構築したことで、安定した品質試験を実現し作業工数削減にも貢献。

「FUJITSU Network PW300」の自動測定ソフトは現在、製造パートナーである九州テン様で稼働しており、安定した品質試験の実現と作業工数の削減に貢献しています。

こうした成果も踏まえ、富士通様では2021年12月からPW300「スターターキット」の提供を開始しました。これはPW300をベースに、主要機能を1台のサーバーに集約した製品。価格をPW300の標準価格比で約3分の1という低コストを実現した画期的な製品です。

ローカル5Gの活用でまずスターターキットを部分的に導入し、その成果を確認した上で活用規模を拡大することができるため、費用対効果をより発揮しやすくなると期待されています。

ご導入いただいた製品

製品写真

シグナルアナライザ「MS2850A」

5G測定ソフトウェアを内蔵、開発・製造の効率化に貢献

  • MX285051A(5G測定ソフトウェア)
製品写真

ベクトル信号発生器「MG3710E」

優れたRF性能とベースバンド機能を兼ね備えた信号発生器

  • MX370113A(5G用波形生成ソフトウェア)
社名 富士通株式会社
設立 1935年6月
代表者 代表取締役 時田隆仁
事業内容 テクノロジーソリューション、ユビキタスソリューション、デバイスソリューション
売上収益 3兆5868億円(連結/2022年3月期)
研究開発費 1,053億円(連結/2022年3月期)
従業員数 124,200名(グローバル/2022年3月末現在)
本社事務所 東京本社/ 東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター
https://www.fujitsu.com/jp/