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イベント会場の裏方で活躍する無線機の種類

筆者には大学生の息子がおり、長期休暇の軍資金稼ぎのアルバイトに勤しんでいます。どうやら単発で稼ぎの良い仕事が好きらしく、イベント運営スタッフをよくやっています。先日はJリーグの試合、その前は某人気J-POPグループのコンサート、さらにその前は地元の町おこしイベントの裏方、とよくもまあ色々見つけてくるものだと感心させられます。

そんなイベント運営スタッフに付き物なのが無線機。彼も現場で持たされるようですが、その時々で微妙に操作や扱いが違うらしく、「面倒くせー」とぼやいていました。たしかに、ハンディタイプの無線機はどれも似たような見た目をしていますが、実はいくつかの種類に分けられます。そこで今回は、イベント会場で大活躍している無線機の種類を、大きく3つご紹介します。

イベントで使われる無線機の3つのタイプ

特定小電力無線機

免許不要でよけいな費用も掛からず、いちばん簡単に使える無線機です。通信距離は100〜200メートルと限られますが、数十人程度でコンパクトに連絡を取り合うときにはとても軽快で扱いやすいです。ワンフロアで間に合うちょっとしたセミナー会場や、コンサート、ライブハウスなどに適していますね。

デジタル簡易無線機

大きなホールや複数のフロアにまたがるコンベンションホール、屋外イベントになってくると、より広い範囲で通信ができる「デジタル簡易無線」の登場です。

特定小電力無線機よりも電波の出力が大きく、条件次第で2~3km程度の通信が可能なのが特徴。一斉送信やグループ通話など便利な機能や、通信の秘密を守る秘話機能も備わっており、高機能で扱いやすいのがメリット。価格もこなれているので、イベント会場で広く普及しています。

ちょっとだけ注意が必要なのは、購入後に簡単な「登録申請」が必要なこと。無線従事者免許などの専門資格は不要ですが、法律に従った適切な手続きをお忘れなく。といっても、イベントのときだけレンタルするような場合は、専門のレンタル業者が手続きをサポートしてくれますし、費用的にも安価なので安心ですね!

デジタル簡易無線機は、こちらのブログでも紹介しています。

IP無線機

最近普及しているのが「IP無線機」。 見た目はデジタル簡易無線機とほとんど変わりませんが、中身はなんとびっくり、私たちが普段使っているスマホと同じLTE回線を使って通信しています。そのため、カバーできる範囲が圧倒的に広いのが特徴です。大きなスタジアムはもちろん、マラソン大会のような広域イベントではこのIP無線機が大活躍します。 機能的にも「デジタル簡易無線機」でできる事はほぼ可能なほか、免許や登録申請といった面倒な手続きが不要なのも大きなメリットです。

ただし、携帯電話の電波を使うので、費用はちょっとお高め。またイベント会場が超満員になって携帯電話の電波が輻輳(混雑)していると、通信に影響が出る可能性がある点も、注意が必要なポイントといえますね。

イベントスタッフの「無線機」ウォッチ、いかがでしょう!?

日本にはこういった無線機を作る大手メーカがあり、開発や製造の現場でアンリツのシグナルアナライザやスペクトラムアナライザが使われています。そのせいか、イベントに行くとスタッフが手にしている無線機についつい目が向いてしまうのですが、うーんこれは職業病なのか!?

お祭りやライブ、スポーツ観戦などに出かける際は、皆さんもスタッフが使っている「無線機」をウォッチしてみてはいかがでしょうか? 普通の人とはまた違った面白い発見があるかもしれませんよ!?